文化放送の伝説のユニット「JOQgiRl(ジェイ・オー・キュー・ガール)」と3人のメンバーの思い出

春が近くなると思い出すのは「JOQgiRl(ジェイ・オー・キュー・ガール)」である。世の中の入社シーズンを前にした、2016年3月に「勤労感謝 to me!」をリリースしてデビューした。

●結成もわずか半年で解散となった幻のユニット
「JOQgiRl」とは、2015年に文化放送に入社した新人アナウンサー3人により、結成されたアイドルグループである。文化放送のコールサイン、「JOQR」をもじったかたちで命名された。


その「JOQgiRl」のメンバ―は八木菜緒アナ、小尾渚沙アナ、西川文野アナ。それぞれの名前を名乗ったあと、「3人合わせてJOQgiRlです」と振り付けを交えながら声を揃えていうコールもまた印象的であった。

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しかし結成して半年足らずで解散が発表。結成された2016年11月の文化放送の浜祭りのときには増上寺にて解散ライブを行った。あるとき放送で噂された”不仲説(?)”は杞憂だったと思う。同期の3人が食事をする様子は、時々ツイッターで目撃した。

このアイドルグループは、CMディレクターの中島信也氏によるプロデュースおよび、作詞作曲により結成されたものである。キャンディーズのような70年代のアイドルをイメージしたらしい。そもそもQRの昼の番組の聴取層からすると、比較的年代が合っていたのかもしれない。

ちなみに彼女たちのイベントには、文化放送サテライトプラスでの結成イベントのほか、浅草ヨーロー堂でのライブ、そして浜祭りでの解散ライブの3回は出かけたが、今となっては良い思い出だ(イベント参加のため、CDは2枚買った)。

●八木アナと小尾アナのQR退社とその後

2018年3月には、八木アナと小尾アナが(おそらく契約満了により)QRを退社することとなった。あれから1年が経とうとしているが、落ち着いた今、これまでの放送の印象とその後の3人のご活躍を記してみたい。

八木菜緒アナはBS11のアナウンサーとして活躍中。コスプレをする異色のアナとして話題になったが、文化放送ではバラエティー番組で彼女らしい魅力を発揮していた。日曜昼ワイドの「テキトールノ」では、適当男・高田純次氏のきわどい発言や下ネタも瞬発力でかわしたり、ときどき飛び出す爆弾発言(!?)で笑いの渦に包んだことは確かだ。(まだまだ書きたいくらい)八木菜緒@1日目東ネ44a (@onagiya) | Twitter

小尾渚沙アナは、タケ小山氏による朝ワイド「News Masters Tokyo」のアシスタントを勤めたのちに退職。ラジオでは目にすることができないが、笑顔もまた魅力的だ。その後はフリーアナとなり、テレビやラジオなどの活躍の幅を広げている。某FM局にて3時間ひとり喋りの代役が回ってきたときには、大御所の邦丸アナも「あの子なら大丈夫でしょ」と太鼓判を押した。小尾渚沙(おび なぎさ) (@obi_nagisa) | Twitter

新卒入社の西川文野アナは、今も文化放送で活躍中だ。入社当時は20代前半だった彼女だが、リスナーからは「あやのちゃん」と親しまれ、新人とは思わせない堂々さと、自由な発言から「上から(目線の)西川」とも呼ばれたこともあったが、入社当初からなかなかの安定感を見せてくれた。今はニュース番組のアシスタントとして冷静さも感じられる。いつか代役でも、若者向けの夜ワイドを担当してくれたらうれしい。西川あやの(文化放送) (@AyanO_N1shikawA) | Twitter

ネット時代だからご本人も目にするかもしれないが、電波を通して聞いていたいちリスナーからの印象を書き連ねてみた。お許しいただければと思う(よほど不都合だったらご一報を)。今もなお応援している3人である。